2006年 04月 22日
念願の森の主に遭遇 |
仕事で似島へ。(今年も毎月通うことになります。)今日は春の昆虫観察会。
朝から微妙な雲行き。なんとか観察会が終わるまで、降らないで欲しいと願っていた矢先、ポツリ、ポツリ・・・。
非情の雨が降り出しました。
それでも林の中に入ってしまえば、ある程度は平気です。
カクレミノに文字通り隠れているタテジマカミキリを見つけたり、キリギリスやヒメギスの一齢幼虫を観察したりと、進んでいくと、斜面に朽木が横たわっています。
インストラクターの先生が、鉈で朽木を裂くと・・・
いました!参加者は、クワガタか何かが出てきたと思って、我先に歩み寄りますが・・・
出てきたのは、これです。
はい、オオゴキブリ~!(←ドラえもん風)
この子はこれでもまだ幼虫です。(多分終齢。)
森にはこういった生きものが暮らしており、枯れた樹を分解して、再び土に戻します。
そうして豊かな土壌、豊かな森、豊かな生態系がつくられ、守られていくんですね。
そしてそして、遂に念願の若い成虫(オス)に出会えました!!!
オスの胸にはちょっとした突起があり、ヘタなコガネムシよりカッコイイです!
また、このオオゴキブリ、実に興味深い生活をしています。
家族単位の社会性を形成しているんですね。
朽木の中にトンネルを掘り、成虫ペアとその子どもたち、一族郎党で暮らしています。
家族は一列に並んでトンネルを掘り進み、両親がまず朽木を食って糞をします。その糞と親の翅をかじって子どもは成長します。
更にその糞を、もっと小さな幼虫が食べます。その繰り返し。
腸内にセルロース(木材)を分解できる菌を共生させており、親の糞を食べることにより、その菌も受け継いでいきます。
なお、卵胎生ですので、卵ではなく幼虫を産み落とします。
したがって、ベテランの親は、翅が無いんですね。
これ、全部先生の受け売りですが、前から翅のしっかりついた、若い成虫の写真が撮りたかったんです。
もちろん、朽木に暮らしていますので、家にいるクロゴキブリなんかと比べて、はるかに清潔です。
カブトムシやクワガタムシとなんら変わりません。
3億年もの太古から、変わらぬ姿で森を育み、暮らしてきた、まさに生きた化石です。
あ、余談ですが、家にいるクロゴキブリは嫌いです。見つけると速攻で退治します。
クロゴキブリでハンドリングするほど達観してませんのであしからず(笑)。
大満足で林を後にし、似島ホタルの里へ。
参加者に一通り我々の活動を紹介し、桟橋に帰る途中、去年のヒキが気になって石をはぐると・・・
いました!ニホンヒキガエル。
先週はいなかったので、恐らく潜っていたのでしょう。
2月の写真と比べても同じ個体でしょう。
う~んプリティ!
写真では分かりませんが、手のひらサイズです。
ただ、見つけるのが遅く、参加者全員に披露できなかったのが心残りです。
充実した時間を過ごして似島を後にし、ここからはおまけ。
広島市江波山気象館にて、現在蛙写真展を開催中との報を妹より入手。
妻と娘と三人で行ってきました。
図鑑とは一味も二味も違った目線で撮られており、とにかくカエルが好きなんだなぁという想いがひしひしと伝わってくる展示でした。
やはりカエルは夜撮るに限ります。
昼間撮ると、瞳が細くなって冷血な感じがしますが、夜撮ると、瞳ぱっちりで、とても可愛く写ってくれます。
今後の参考になりました。(特にカジカガエルは夜が良い表情ですね。)
他にも台風体験や落雷(放電)の仕組みなど、いろいろ遊んで入館料100円は充分元を取りました(笑)。
朝から微妙な雲行き。なんとか観察会が終わるまで、降らないで欲しいと願っていた矢先、ポツリ、ポツリ・・・。
非情の雨が降り出しました。
それでも林の中に入ってしまえば、ある程度は平気です。
カクレミノに文字通り隠れているタテジマカミキリを見つけたり、キリギリスやヒメギスの一齢幼虫を観察したりと、進んでいくと、斜面に朽木が横たわっています。
インストラクターの先生が、鉈で朽木を裂くと・・・
いました!参加者は、クワガタか何かが出てきたと思って、我先に歩み寄りますが・・・
出てきたのは、これです。
はい、オオゴキブリ~!(←ドラえもん風)
この子はこれでもまだ幼虫です。(多分終齢。)
森にはこういった生きものが暮らしており、枯れた樹を分解して、再び土に戻します。
そうして豊かな土壌、豊かな森、豊かな生態系がつくられ、守られていくんですね。
そしてそして、遂に念願の若い成虫(オス)に出会えました!!!
オスの胸にはちょっとした突起があり、ヘタなコガネムシよりカッコイイです!
また、このオオゴキブリ、実に興味深い生活をしています。
家族単位の社会性を形成しているんですね。
朽木の中にトンネルを掘り、成虫ペアとその子どもたち、一族郎党で暮らしています。
家族は一列に並んでトンネルを掘り進み、両親がまず朽木を食って糞をします。その糞と親の翅をかじって子どもは成長します。
更にその糞を、もっと小さな幼虫が食べます。その繰り返し。
腸内にセルロース(木材)を分解できる菌を共生させており、親の糞を食べることにより、その菌も受け継いでいきます。
なお、卵胎生ですので、卵ではなく幼虫を産み落とします。
したがって、ベテランの親は、翅が無いんですね。
これ、全部先生の受け売りですが、前から翅のしっかりついた、若い成虫の写真が撮りたかったんです。
もちろん、朽木に暮らしていますので、家にいるクロゴキブリなんかと比べて、はるかに清潔です。
カブトムシやクワガタムシとなんら変わりません。
3億年もの太古から、変わらぬ姿で森を育み、暮らしてきた、まさに生きた化石です。
あ、余談ですが、家にいるクロゴキブリは嫌いです。見つけると速攻で退治します。
クロゴキブリでハンドリングするほど達観してませんのであしからず(笑)。
大満足で林を後にし、似島ホタルの里へ。
参加者に一通り我々の活動を紹介し、桟橋に帰る途中、去年のヒキが気になって石をはぐると・・・
いました!ニホンヒキガエル。
先週はいなかったので、恐らく潜っていたのでしょう。
2月の写真と比べても同じ個体でしょう。
う~んプリティ!
写真では分かりませんが、手のひらサイズです。
ただ、見つけるのが遅く、参加者全員に披露できなかったのが心残りです。
充実した時間を過ごして似島を後にし、ここからはおまけ。
広島市江波山気象館にて、現在蛙写真展を開催中との報を妹より入手。
妻と娘と三人で行ってきました。
図鑑とは一味も二味も違った目線で撮られており、とにかくカエルが好きなんだなぁという想いがひしひしと伝わってくる展示でした。
やはりカエルは夜撮るに限ります。
昼間撮ると、瞳が細くなって冷血な感じがしますが、夜撮ると、瞳ぱっちりで、とても可愛く写ってくれます。
今後の参考になりました。(特にカジカガエルは夜が良い表情ですね。)
他にも台風体験や落雷(放電)の仕組みなど、いろいろ遊んで入館料100円は充分元を取りました(笑)。
by tawa_gecko
| 2006-04-22 21:00
| 両・爬